お家時間DIY


1時間目:失敗しないための知っておきたい塗装の基礎知識1時間目:失敗しないための知っておきたい塗装の基礎知識

まずは塗料を選ぼう

塗料は、木部用や鉄部用、コンクリート用など、用途に合わせて様々な種類があります。
木部用には防腐効果や、室内用には防カビ効果など、それぞれの用途に合わせて作られていますので、塗装をする対象に合わせた塗料選びが大切です。
逆に用途に合わない塗料を選んでしまうと痛みが早くなるなどトラブルの原因になってしまうことがあります。一度に多くの塗装対象がある場合は、いろいろな用途に塗れる多用途塗料もあるので、何を塗っていくか計画的に考えると無駄を無くすことができますね。

天気の良いひに塗りましょう

塗装は天気の良い日に行いましょう。塗料はしっかり乾く前に水に濡れてしまうと「はがれ」や「乾燥不良」などの失敗の原因になります。雨の時はもちろん雨の降りそうな時もグッとこらえて晴の日になるのを待ちましょう。
また、気温が低かったり(5℃以下)、湿度が高い時(湿度85%以上)も同様の理由で塗装には向いていません。気温が低い冬などは日中のできるだけ早い時間に塗装を終わらせてるようにましょう。

塗料を塗る前の「準備」が大切です

塗料を塗るもの自体が汚れていたり、痛んでいる場合は、上に塗料を塗っても下からハガレたり、凹凸ができてしまいます。そうならないためにも予めよく洗浄し、それぞれの素材、状態に合わせて下地処理をしましょう。
下地処理とは、例えば木の場合はサンドペーパーをかけて表面のザラツキを取り滑らかにしたり、鉄に錆がある場合は、ワイヤーブラシなどで取り除くなどの作業のことで、塗装の仕上がりに影響する大切な作業です。

汚れても良い服装で

基本的に塗料は、衣服についてしまいますと落ちません。汚れてもよい作業着や着古した衣服で塗装しましょう。また、なるべく肌につかないように長袖のものを選んでください。塗装時は手袋の着用も忘れずに。

マスキングは丁寧に

塗りたくない場所や汚れては困る場所には、必ずマスキングテープや新聞紙、ポリシートなどで保護しましょう。マスキングテープは、テープの下に塗料が入らないようにきわの部分をしっかりと押さえて貼ると境目がきれいに仕上がります。
また、マスカーはテープとポリシートが一体になっており、広範囲の保護が可能です。マスキングテープは塗装後、塗料が乾く前に剥がしてください。乾いてから剥がすと塗膜がめくれてしまうことがあります。乾いてしまったらカッターナイフで切り込みを入れてから剥がすとキレイに仕上がります。

塗料は良くかき混ぜましょう

塗料は様々な原料からなる混合物のため、一部の色が沈んでいることがあります。塗料を使う前に中身をよくかき混ぜましょう。
フタを開ける前に容器を逆さにしてよく振っておき、フタに手を添えてマイナスドライバーなどで開け、ヘラなどで缶のそこにドロッとした固まりがなくなるまでよくかき混ぜてから塗り始めましょう。塗料が飛んで周りを汚さないように新聞紙や養生シートの上で作業しましょう。

厚く塗りすぎてはダメ

塗料は一度に厚く塗りすぎるとタレてしまったり、乾燥が遅れて表面にシワができる、ひび割れなどのトラブルにつながります。キレイに仕上げるコツは「薄く塗り、しっかり乾燥してから塗り重ねること」です。
一回塗り仕様の塗料でも初めて塗装する人や慣れなていない人は薄く何回か塗り重ねることをお勧めします。

粘度が高いと感じたら薄めましょう

塗装の際、粘度が高く塗りにくいと感じたら、塗料を薄めましょう。水性塗料は水で、油性塗料はペイントうすめ液で、ラッカー塗料はラッカーうすめ液でそれぞれ薄めてください。
商品によっては、専用のうすめ液がありますので表示を確認しましょう。薄める割合も商品によって異なりますので、表示をご確認良く確認しましょう。
薄め過ぎると下地が透けたり、タレてしまったりする場合がありますのでご注意が必要です。

PAGETOP